グレート物置91

がんばって書いたのはこちらに置いとく →がんばってなくても置く事にした

■電工2種 技能試験 複線図は描いた方がいい、派です。

■まずは練習として課題の図を描いてみる。

公表されている13問、バリエーション含めて14問について、まず適当なノートかなんかに描いてみる。
最初は時間かかってもいいので、単線図から独力で複線図に起こせたらOK。
ちょっとしたヒマがあったとき、これを何周もやるのである。
慣れてくれば5分くらいで描けるようになる。小一時間あれば5~6問くらいは描けるはず。

■複線図は予行演習

やってみればわかるが、回路構成の正しさと実際の工作の美しさは一対一ではない。
まず紙上で配線に矛盾がないかを確認し、あとは工作作業に没頭する。
40分という限られた時間でノーミス作業をするにはこの段取りは有効だと思う。

■複線図描く時間がもったいない、は錯覚

複線図書かない派でよく見かけるのは、要素作業の時間が足りないから複線図に時間を割きたくない、という意見。
正直言って、これは錯覚でしかない。

複線図を描かないから現物を手にしたまま考える時間が発生してしまうのである。
先に配線図を描いてしまえば少なくとも回路間違いについては工作前に確認できる。
いや、ワシは回路が頭に入っとるから考えたりしてないわ! と断言できる人だけが複線図を省略して良い人です。

電工試験は、上位何人のタイムアタックではなく、制限時間内にノーミス完了で合格なのですから無理に時短するとかよりも40分内に確実に完了できる方法を選ぶのが賢明だと思う次第です。

■描き間違えたらどうするんだ? という迷信

どこまで本気なのかわからないが、複線図を間違えて描いてしまうというリスクが発生する!
という意見を時々見かける。単に売り言葉になんとやら、なのかもしれないが。
これ、ハッキリ言って錯覚です。

複線図の最大のメリットは、回路の整合性が取れているかどうかを通しで確認できることである。
余ってる線があるとか、スイッチと負荷の順番がおかしいとか、そういうのを紙上で追える。
これを現物でチェックするのはなかなか大変ですよ。

もし仮に複線図間違いに気が付かないまま作業してしまったとして、そういう人がいきなり現物で組み出して間違えないリスクが減るわけではないです。