グレート物置91

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dq3 fc パーティ考察 [DQ3]

FC版のDQ3、久々にやってみたが色褪せない面白さ。まさに神作。

以下は自分用メモ。

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パーティ考察

基本ポリシー: ※1

平たく言えば、フツーにプレイして、どうやるのがベターなのか?という基準で考える。
ただし何が「フツー」なのかは人にもよるので、筆者が考えるポイントを以下に示す。

1)FC版準拠
盗賊とかブーメランとかしんりゅう攻略の話が聞きたい人は、本稿は全く役に立たない。ゴメン。

2)「アイテム無限増殖」は禁止。
ランシールバグ等によるアイテム無限増殖技が有名であるが、これは考慮外とする。
具体的に言えば、種を増殖してのパラメータ補正や、黄金の爪コピーによるG稼ぎはしない。
バシルーラバグ(固有アイテムを複数入手する方法)については、本稿での検討内容には特に影響しないと思うので考慮外とする。

3)「種」は原則使わない。
システム上、特定ドロップにおいても種を無限に入手できるので、使用すること自体を抑制する意図はない。
ただし、DQ3の成長システム上、種を使うメリットはほとんどないので、使いたい人は使えばよいが、本稿では特に考慮しないという前提とする。※2

4)「レベル上げ」は最低限にする。
特に不正行為をせずともひたすら経験値を稼げばいつかはレベルが上がる。
また、そういう苦行道プレイもまた楽しみ方の一つである、ということは否定しない。
が、本稿においては、経験値稼ぎという作業の時間は極力最少となる方向で検討する。

5)「吟味」はしない。
吟味ってのはレベルアップ時にパラメータの上がり具合をチェックして気に入らなければリセット、というやつ。
これは別に不正ではないからOKだろ?という方も多数いるとは思うのだが、DQ3にはクリア以外のゲームオーバーはないわけであるから、アンプレイヤブルなハマり(般若の面装備でバラモス倒す、とか)以外にリセットするのは邪道だと考えている。てゆうか、そんなメンドクサイことは好かん。

6)コンプリートに拘らない
全ての呪文が使える戦士、なんてのはクリアには不要。
やりたい人は好きにやればよい、という世界であるので、本稿では考慮外とする。

 

※1:
DQ3は大変すばらしいゲームである。
その理由の一つが多種多様なプレイを許容する「懐の広さ」にあると思う。
プレイヤーの数だけプレイスタイルは存在すると言っても過言ではなく、各スタイルを否定することが本稿の趣旨ではない。

本稿にて述べるのは、筆者の志向と嗜好という個人的な基準による考察であり、前提となる条件が異なれば自ずと結論は違ってくるという性質のものであることを初めにお断りしておく。

簡単に言えば、例えば、低レベルアタックとか短時間アタック等を志向するプレイヤー諸氏にとっては、本稿の内容は全く役に立たない。ただ、それは低レベルアタックや短時間アタック等の遊び方を否定するものではないということをご理解いただきたい。

※2:
例えば、種を狩りまくって255越え→HP/MP急上昇とさせたりということも可能であるが、それを前提とした考察にはしない、という意味でご理解いただきたい。

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基本知識:知ってる人は飛ばしてOK。

1)Lv毎のパラメータ上限
Lvアップ時のパラメータ上昇にはある程度ランダム性があるが、キーとなるパラメータについては各職業各Lvでの上限値が決まっておりそれを大幅に超えて上昇することは抑えられている。
体力を種で補完してもその場しのぎ。次回レベルアップで上がるはずだった分を先取りするだけになってしまう。

2)転職の影響
まず、転職後に前職が何であったかはどう影響するのか?であるが、
「前に覚えた呪文が転職後も使える」
これだけである。良くも悪くも。

子供のころ、私も勘違いしていたのだが・・・
Q:武闘家から僧侶に転職したら、転職前のすばやさが半分残ってるから、すばやい僧侶になるんじゃないの? 
A:ならない。

Lv1にしてはかなり素早い、というだけ。
Lvが上がっても僧侶としての上限値に当たってる限りはそれ以上増えない。
各職業での成長度の違いについて、「パラメータ上昇率だけが違う」と思いこんでいたのが間違いの根源。
Lvが上がってもLv毎の上限にあたるので成長は見込めない。
前職の半分でスタートしてもその分が丸々アドバンテージになるというわけではないのだ。

転職した時点で、前職におけるパラメータ成長特性の影響は消失すると考える方が妥当である。

もちろん、「素早い僧侶」をどうしても作りたいのなら、武闘家でLvを上げる等で255にしてから転職すれば255/2まではいける。
素早さなら星降る腕輪を使えばそれですばやさカンストの僧侶は可能ではある。
それだけの手間をかける価値は特に無いとは思うが。

ということで最終パーティでの、各職業固有のメリットを考えると

戦士:らいじんのけん(ベギラゴン)使い放題。刃の鎧が装備できる。
武闘家:会心の一撃がLV/255で発動する。Lv40なら40/255=約15%
魔法使い:どくばり
賢者:はやぶさの剣
商人:鑑定、おまけG拾い、はやぶさの剣

ということになる。
先に結論を言えば、この中で、魅力があるのは、
会心の一撃の他は、らいじんのけん、どくばり、である。
この2つが欲しければ、戦士や魔法使いを使う価値があるとも言える。

以下各論。
・らいじんのけん
らいじんのけん(ベギラゴン使い放題)は、一見便利に見えるが、発動が遅いと使いにくい。
敵の先制を許す前提であれば、2ターン目も先制できる武闘家と比べる必要がある。
実際の戦闘でイメージすると、後出しベギラゴン×1と武闘家攻撃×2を比べて、後出しベギラゴンが有効なケースはさほどない。
使い甲斐のある強い敵はでかいから3体上限。よくて4体。
それ以下の小物は王者の剣(バギクロス)+雷の杖で充分な気がする。
また、別グループで出現した場合、例えば2+1の混成だったりすると意味が薄れる。
MPをケチるという観点であれば、力の盾や賢者の石を使う方が良い。

まとめると、被ダメージ覚悟でグループ攻撃する意味は薄い。
使いどころとしては、目的のLvに達した魔法使いを戦士に転職させた場合、MP半分となる代わりにベギラゴン代を節約することができる、という使い方になるだろう。ただ、戦士に転職するメリットは特にない。

・刃の鎧
非常に役に立つ鎧だが、光の鎧を入手すると持て余す。
ここでもう一人使えるメンバが居ると無駄がないという感じだろうか。
戦士は攻撃受けてナンボ、という価値観の人は使い勝手があるとは思う。

・どくばり
1/8(12.5%)の確率で即死、終盤の武闘家の会心の一撃とほぼ同じ確率であり、これは結構侮れない。
ボスには基本無効だが、ゾーマ城のだいまじんにも有効。
もちろん戦士に転職すると使えなくなる。

はやぶさのけん
使えるのは勇、賢、商のみだが、ほぼ同時期に王者の剣を入手するのでLvカンスト等のプレイでもなければ、勇者がこれを使う機会はまずない。はぐれメタル狩りに使えるくらいか。
商人についても、この時期にパーティへ入れる意味はまずない(Gの心配もなし、装備も貧弱)ので、実質的には賢者向けということになるだろう。
しかしこれも、半端な攻撃力では焼け石に水であり、モシャスで勇者他の打撃系メンバに化ける等の手間がかかる。
もちろんザコ戦で一々そんなことをするのは効率が悪い。
ボス戦等、バイキルトを併用すると攻撃力2倍×2となり中々頼もしい火力だが、モシャスを習得するレベル(Lv.37前後)ならばそこまでしなくても対処の仕方はあるので、趣味の世界となる。

・鑑定
当然ながら戦闘には役に立たない。DQ世界にハマりたい人向けの趣味技能である。
(悪口ではなく、嗜好の違いというだけである)

・おまけG
一回の入手額が増えれば、おまけ額も増えるが、終盤での大きな買い物は力の盾と王者の剣くらいか。その為にわざわざ商人を入れる価値はないように思う。


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戦勇僧魔パーティの得失:
 まず最初にお断りしておくが、「DQ3というゲームを楽しむ」という命題において、このパーティは悪い選択ではない。
 システムはこの構成をベースに設計されており、苦しみも楽しみもまんべんなく味わいたいなら、この構成に尽きるだろう。
 戦士がパーティの盾となり、僧侶が回復して、魔法使いが華麗に敵を消し飛ばす。という既定路線を存分に味わいたいのならこれしかない。
 また、勇者+全呪文マスタの戦士×3 というパターンを目指したい人は無駄がない構成、とも言える。
 
このパーティの利点としては以下の2点
1)戦士専用武器防具の存在
ドラクエの楽しみの一つとして、新しい町についたら新しい武器防具が手に入り強化される、これは確かにあるのだろう。
 装備に費用がかからないことよりも「買い物の楽しさ」を優先できるならば、この点は大きい。

2)全呪文をだれかが使える
→思考としては上記1)同様。クリアだけを考えれば全ての呪文が必要というわけではないのだが、設定されているものは使ってみたいというのも人情だろう。

 

ただし、一般的に誤解されがちな「偽の利点」がある。

バランスが良いパーティ。これははっきり「嘘」ないし「錯覚」である。
戦士が物理攻撃と壁、
僧侶が回復と補助呪文、
魔法使いが攻撃呪文。
無駄ナシ役割分担完璧だ!と思うだろう。(自分もそう思っていた)
ここに大きな落とし穴がある。順に説明する。

・戦士
→パーティの壁になる。これは確かにそう。
しかし、武闘家を使えば先制できるのに対し、戦士は無用な被ダメージを増やしているだけに過ぎないのだ。
もらわなくて良い攻撃をわざわざもらって、その分を僧侶に回復させる。そんだけのカラクリなのである。

いやいや、武闘家では火力不足だ、武器を揃えれば戦士の方が打撃力があるだろう。と考える人が居ると思う。
ここも見落としがあるのだが、武闘家は「2ターン目も先制できる」点に着目されたい。
もし火力不足で初ターンに撃ちもらしても、次ターン早々に始末できるので被ダメージとしては後出し戦士と遜色ない。
正確には、武闘家を使うことで初ターンで頭数を減らすことができる場合は、被ダメージはかえって減る。

また、普通にプレイする限り、攻撃力は武闘家×2>戦士×1であり、かつ会心の一撃のオマケ付きなのだから、パーティの被ダメージ基準で考えるならば武闘家の方が火力は上である。

・僧侶
→先述の通り、火力不足はパーティの被ダメージ増の要因となる。その点で序盤僧侶をいれるのはデメリットがある。
僧侶で仕留められない敵を武闘家が仕留めてくれればその分被ダメージは減る。

補助呪文は確かに優秀なのだが、武闘家中心の構成であるならば
 ピオリム→武闘家は元々すばやい
 ルカナン会心が出れば守備力無効になる
 マヌーサ→長引かなければそれでよい
僧侶抜きで唯一心配なのは、「解毒」なのであるが、被弾が少なければそれだけ毒をもらうことも少ないので序盤は毒消し草で事足りた。
※経験からすると、キアリーが無くて困ったのは海に出た後。1ターンキルできないゾンビ系に遭遇してからのことだった。
この頃には転職が可能であるから、どうしても必要なら一時的に僧侶に転職してもよい。

・魔法使い
→火力不足はパーティの被ダメージ増の要因。これは僧侶と同じ。
攻撃呪文であるが、はっきり言って不要である。たしかにグループ攻撃呪文は爽快なので、趣味として使う分にはOKだが、クリアという視点ではきっぱり「不要」
いかづちの杖が手に入るまでのレベルで考えると、小型の敵が7体出てきても武闘家が3人いれば2ターンでほぼ殲滅できる。
ヒャドやメラミは強力なイメージがあるものの、その時点のパーティの武闘家の攻撃力×2をカバーできるほどではない。
一方、補助呪文は後々有用なので、中盤~後半で誰かを転職させておくのはアリ。これについては後述する。

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・戦士と武闘家の比較。

武闘家の方が良い。
→見事な考察がすでにある。全く同意。
この考察についての俺的まとめとしては、
バイキルト込みだとしても、武闘家有利」
バイキルトを使うような相手は後半のボス限定。ルカニ使うか、会心の一撃(割合:Lv20~40/255)で遜色ない。
戦士にバイキルトかける間に一発殴る方が早いし、呪文にしてもルカニなら1回で全員の攻撃に影響する。(バイキルトは一人だけ)

バイキルトは、ザコとゾーマには使えない。
普通のザコにはもったいないし、ゾーマは無効化される。
あえてバイキルトを使う価値のありそうなのは、
 クラーゴン →ザラキでOK
 ボストロール →自動回復超えさえできれば、バイキルトなしでも苦にならない。

 

・戦士の利点は終盤で
 ・らいじんのけんを使える
 ・刃の鎧を無駄にしなくて良い
 この2点のみ。

・武勇武武
先制できる 被ダメージが極小ならば回復も極小でよい。

すばやさ、が守備力に影響するというシステム仕様によるところが大きい。
開発の都合だとは察するものの、本来これは「身の守り」的な別のパラメータで補正すべきだろう。
ただ、これが本仕様として採択されリリースされたのであれば、プレイヤーとしてはそれは「公式」として解釈するだけである。

・防御キャンセル使わない派の人でも、勇者先頭だと本気で防御したい時(そうそうないとは思うが)にも使えないので、先頭要員は呪文を覚えさせない。

 

・成長度合い
 経験値の増え方は等差級数でイメージしてしまうが、等比級数でイメージすべき。
 多少寄り道しても 取り返せる。 Lv20に必要な経験値 賢者で53,543 これは下界ではぐメタ狩りすればすぐに稼げる値。キャラメイクという点ではほぼ問題にならない。

 

・賢者の得失
 ・両方の呪文 →覚えるのが遅くては意味がない 後述
 ・成長遅い →転職する方が早い もしくは転職回数制限プレイ
 ・装備 →僧侶との違いは?
 ・99まで上げるなら検討の余地あり、だが、そこまでやるなら僧侶でも魔法使いでも別に遜色はない。

・必要な呪文
 スクルト 
 トラマナ バリアのたびにベホマラーかけるのはロスが大きい

・あると便利?
 マホトラ
 マホカンタ
 ドラゴラム
 まあここいらはなくてもなんとかなる。趣味の世界。

・攻撃呪文は不要
王者の剣、雷神の剣、雷の杖、吹雪の剣、稲妻の剣

リレミトとルーラは勇者が使える

バイキルト なくても困らない ルカニラリホーで充分。

・僧侶の呪文は 高LV側に寄っている。

・魔法使いの呪文はまあ好みの問題だけど、バイキルト手前で転職でいいかも。