グレート物置91

がんばって書いたのはこちらに置いとく →がんばってなくても置く事にした

■電工2種 筆記試験 対策(実践編)その4 極私的解法まとめ

個人的には、ググって出てくる人様のサイトの方がわかりよいのでそちら推奨。
お暇な人は、参考としてどうぞ。

■合成抵抗

基本は、部分的に直列/並列合成をしていきどんどん単純化するだけ、のカンタンなお仕事です。
引っ掛け要素としては、以下3点。

1)別ルートで短絡バイパスされた抵抗は、ないのと同じになる。
→峠越えの道をトンネルでショートカットしたら峠道は誰も通らなくなる。ないのと一緒。

2)行き止まりのRには電流が流れない。
→途中で橋が落ちてて向こうに行けない道には誰も入らない。ないのと一緒。

3)分岐した電流の合計は保存される。
→分岐前と合流後で電流値は変わらないし、分岐中も個々の合計値は一定。
→100人が東海道中山道に分かれても京都についたらやっぱり100人だし、途中でも全部足したらやっぱり100人。

■銅線の抵抗値

これも公式丸暗記しなくても、物性でイメージすればOK。
・断面積(もしくは径)が大きければ、流れやすい = 抵抗小
・長ければ、流れにくい = 抵抗大

こんだけの話。
引っ掛け要素としては、断面積を計算するのには「半径」の2乗。当然ながら半径=直径/2。

■発熱量

これも簡単。式覚える必要がない。
なぜならば、比熱の単位が[kJ/kg・K]ってな組立単位なのでこれがそのまま計算式である。
この問題に対して覚えるべき要素は

1[J]=1[w・s]

これ。
1Jは、1w×1秒と等価。
これはエネルギーの単位としてそういう定義であり、電工とは関係なく一般教養レベルの話なので興味がある人だけ深追いしてください。

筆記試験としては、電熱器の発熱をkW・hで回答させるのが一般的なので、秒→時とかkの換算を忘れないこと。

■3相モータの回転数

回転数N[rps]=2f/p
 ※f[Hz]が周波数、pが極数。

一般的にN[rpm]で問われるケースがほとんどなので、参考書等ではN=120f/pの形で覚えさせようとするが、これも原理のイメージを知ればそもそも暗記しなくて良い。
・モータ回転数は交流の周波数に比例する。交流は1Hzでピークが2つある(山と谷)。だから2。残りの60は秒→分。
・極数が増えるとモータ回転数は下がる。

■正弦波交流回路

Lは位相を遅らす。つまり横軸が時間なら電流波形が右(=遅れ方向)にズレる。
Cは逆に作用するのだ。それでいいのだ。