グレート物置91

がんばって書いたのはこちらに置いとく →がんばってなくても置く事にした

■電工2種 技能試験 要素作業と工具まとめ

器具別の要素作業とオススメ工具についての極私的まとめ。

■レセプタクル取り付け

ほぼ全問に出る&時間かかるので最優先課題。とにかくこれだけ体で覚えれば後はなんとかなる。器具代も安いので、まずこれだけひたすら10~20回やってみたらいいと思う。

配線のシースと被覆剥き

ポイントは、IV被覆の長さ。長いと台座内部で余って邪魔になるし、短すぎるとネジ止めやりにくい。詳細は後述。

輪作り

基礎作業の所で述べた通り。M3.5のネジだと輪を気持ち小さくする方がいいが、余った分をニッパで切って輪を縮めるのが失敗リスクは小さい。成形に凝り過ぎてP-958でグニグニやり出すと余計に始末に負えなくなるので注意。

輪をネジで止める

なんてこたない作業だが、プラスドライバの柄が長いと作業性が悪い。極端に短いものも売ってるが、レセプの金具と干渉するので柄は100mmサイズの物がベスト。

器具ごとに被覆剥き長さが変わるので要領覚える。(器具自身で採寸するのが吉)
心出しは前述の通り輪作りに影響するので18mmジャストを測る。P-958の目盛で測ればいい。IV被覆はそこまで神経質にならなくてもいいが、試行錯誤の結果、シースを4cmで剥いて、心出し18mmにすると、IV被膜部分の長さがちょうど良くなる。これはパナ製でも明工製も同じ寸法で良い。
シース4cmもP-958で採寸できるが、持ち方でブレるので4cmを定規で測りマッキーで線を引いた。手間と言えば手間だがレセプタクルは各課題1個しかないのでここだけは丁寧にやっとく。


■ケーブル関連

切断はケーブルカッターがオススメ。
VVR/VVF/EMの切断には専らペンチと参考書には書いてあるが、切り口が汚くなる。
ケーブルカッターというかそっちよりのペンチというべきか3.peaks製DF-195を購入したところ、これがかなり快適。
ペンチやP-958でカットするにはちょっと力がいるのだが、DF-195だと切れ味が良いのかサクッと切れて気持ちがいい。
確かに「なくてもいい装備」ではあるのだが、たくさん練習したい人には地味にオススメである。

IVの被覆剥きは、定番のP-958。
まあ別に対抗馬のMCCでも良いかなと思うが、たまたま寄ったホムセでこちらが安かったのでこっちにした。
ガッチャンに一瞬心揺れたが、慣れたらサクサク剥けるしそのまま輪作りに移行できるのも良い。
ただ、P-958は作りがちょっと華奢な感じなのでケーブル切断はペンチ等別工具に任せる方が良いと思う。

芯線の輪作り(のの字曲げ)も定番のP-958。
これもまあMCCでも大差ないと思う。実は丸型のラジペンを買って試してみたのだがP-958でやる方が安定する感じ。


VVRの介在物という名の紙は文房具のハサミでOK
VVRの外装を剥いた中にある紙。アレはまあニッパでも切れるのだが刃渡りが短いと微妙に手間取る。P-958でもいいがハサミ部が手前過ぎてやりづらい。
ふと思いついて手持ちの文房具ハサミで試したらサクッと切れるしやりやすい。100均とかで売ってる安物でいいのでハサミを工具箱に入れておくことを強くオススメする。


■リングスリーブ

圧着工具は、エビの方がちょっとだけ安かったがなんとなくマーベルのMH-7Sにした。
他のメーカのもそうだが、ハンドル形状をもうちょっとだけ工夫してくれたら絶妙に使いやすくなりそうなのだが。
ラチェットなのはいいのだが、完全に締め切って解放されると微妙に指が届かない。ちょっとだけハンドルをくびれさすとかしてくれたらいいのに。
他のメーカもその辺は無頓着な感じ。
あとまあラチェットは途中で解除できるようにしてほしい。(バネ部を突っつけば無理矢理解除はできるが壊れそう)。間違って挟むとなかなか大変である。

刻印を間違えないように注意。ルールは以下。
〇 2本
小 3、4本
中 5本~
※2.0mmは2本でカウント。

1.6mm×4→小、とか
1.6mm×4+2.0mm→中 とか
ギチギチに詰めたときにズレないか、がポイント。
当初、不要と思っていた合格クリップであるが、練習を重ねていくと、これはなかなか便利であることに気が付いた。
ガッチリホールドするにはタイラップの方がいいように思えるが、問題はそこではなくてまず仮で束ねておいて芯出し部の高さ調整をするのにこれが便利なのである。


■アウトレットボックス

ブッシング切りこみ

ケーブルを通す穴を十文字に切る。一文字とかへの字でもいいが、作業性を考えると十文字がいいかなと思う。
セオリーは電工ナイフだが、ゴムが粘るというか伸びて正直やりにくい。カッターナイフも同様。
指で2つ折りにし、ハサミもしくはニッパーでパチンとやるのが簡単で速い。
当然ながらゴムの薄膜を切るのに高級品のニッパは不要。とはいえプラモ用とかだといざ金属線切る時に刃こぼれするので注意。

ネジ切り

参考書などではプライヤーでやることになっているが、適当なメガネレンチがあればそれ使った方が断然早いしラク。100均とかで売ってる安物でいいので用意すべし。ラチェットだとなお良し。
ちなみにネジ切ったあとで頭が穴に詰まるが、課題ではネジ1本だけなので帰宅後にでもゆっくり外せば良い。

ボス取り付け

マルチツールで十分だが、最悪指でキツめに締めればなんとかなる。要は手でバラせない固さに締まればよい。むしろ練習後外すのに工具が要る。

ボンド線

取り付け自体は難しくない。ただ、手持ちの器材ではネジ留め金具がガバガバで締め付けできず。結局試験には出なかったのだが、出されても文句言えないので練習はしておくこと。


■露出コンセント

作業はレセプタクルと同様。こちらは1問だけだが手間は同等なので練習しておく。
注意点はIV被覆部の長さを短くすることだけ。細かい寸法は覚えてらんないので、シース4cmを3cmにしたら具合が良かったので定規にその印を入れといた。


■連用枠+コンセント/スイッチの取り付け

技術的な難しさはないが、枠金具をグリグリやるのは初見ではどうすればいいかわからず戸惑ったので、1回やっておくことをお勧めする。枠自体は50円前後で買える。