結局、別件ついでにデラでバッテリ交換。持ち込みで工賃¥2750。
自分でやるのは無理ではないが、手間と工具揃える費用を考慮すると持ち込みの方が得。
それでも自分でやりたい人向けに、以下まとめ。
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■バッテリの調達
通販で1~2万円が相場か。
今回はNorautoの楽天店で、VARTA E38 574-402-075 Silver Dynamic 74Ah 750A。
税込価格15,300円。
その他の候補は、先日の記事参照。
■バッテリの廃棄
産廃業者に持ち込めば20~25円/kgくらいの見積。
バッテリ1個だと20kgないので昼飯代にはやや不足だけど、送料が佐川で1000~1500円なのでまあマシか。
■交換作業
1)カバー。
ボンネット開けて、向かって右中央。カバーは3ピース。いずれもツメだけなので工具は不要。
2)サージ対策
スパークキラーとかサージアブソーバとかその手の類。+側、-側につないでおく。
製品にもよるが、いずれもクリップをかますところが悩ましいので事前に検討しておく方が良い。
3)バックアップ電源
サージ対策と同様に配線の+/-につないでおく。
12V電源が切れると、コンピュータ系のメモリが初期化されるので注意。
さすがに積算計は保持されると思うが、トリップは飛ぶらしい。
カーナビとかドラレコは製品によると思うが、制御系で影響があるのは点火時期とかパワーウィンドウとからしい。
再学習はできるけど、個人的にはバックアップをしておく派。
今回用意したのはエーモンの8864だけど、正直使い勝手が微妙(後述)なので、もし次回やるならばOBD2コネクタ式のを買うと思う。
4)ターミナル取り外し
マイナス側から、がセオリー。ターミナルに2系統の配線が留められているので、ターミナル毎バッテリから外す必要がある。
ターミナルの留め具は10mmのボルトだが、取り付け位置と向きが絶妙で工具を選ぶので注意。
ラチェットとかソケットのレンチは入らない。普通のメガネレンチでちまちま回すしかない。
バッテリの端子は柔らかいので、ターミナルが食い込んで抜けない場合あり。ゴツめのマイナスドライバを用意しておく方が良い。
5)バッテリ固定具の取り外し
13mmのボルトで固定金具を留めているが、これも隙間が狭く手が入らないのでソケットレンチにエクステンションつけて20cmくらいの長さが必要。
隙間にボルトが転がると面倒なので、100均で売ってる磁石で引っ付く伸縮式のあれ買っとく方がいいかも。
■工具と機材
必須:
1)バッテリ固定用 13mm ボックスレンチ 柄長は20㎝くらい。
2)ターミナル用 10mm メガネレンチ ラチェットやソケットでは入らないので注意
推奨:
3)バッテリーバックアップ 12v
エーモン8864が売れ筋のようだけど、正直オススメしない。使っていて気になったのは以下。
・電池ケースの作りが甘い。油断すると電池が飛び出す。もっとホールド感のあるケースにしてほしい。
・スイッチがない。電池を入れると赤黒端子間に12Vかかりっぱなし。つい接触させてしまうと中のヒューズが飛ぶことになる。
・クリップ形状がイマイチ。ジャンプスターターならこれでいいかもしれないが、ゴツい割に引っ掛かりが弱いので取り外し作業に気を遣う。
OBD2コネクタ式であれば作業の邪魔にもならないので、もし次回があれば買い直すと思う。
4)サージアブソーバ
ピンキリ。底値は3000円くらいから上は1万円前後くらいか。
ただ、ZNR素子自体は廉価なので、クリップと配線を用意できるのなら自作した方が安上がりかも。
5)ウエス
いわゆるぼろ布。+ターミナルを外した後、車体に接触するとショートするので何か巻いておかないと危険。
たいがいエンジンルームは汚れているので、掃除するのにも使える。