グレート物置91

がんばって書いたのはこちらに置いとく →がんばってなくても置く事にした

対案なき批判はダメなのか。

 

 

元記事
http://blog.tinect.jp/?p=40987

この記事に対する個人的結論は、自分のブコメに書いたことと、別の方のコメント
http://b.hatena.ne.jp/emiya726/20170624#bookmark-340717586
の通りだと思ってる。
あと、責任逃れで発言しないケシカランってのは何か違くね、とも思うけど。
少なくとも、雰囲気がどうとかが大事ならコンサルじゃなくて芸人でも呼びなさいよ、とは思う。


…で、元記事読んでてちょっと思い出したことがあったので以下余談です。

(ヒマな方向け)


何年か前、職場で社員旅行の幹事をやったときのこと。
幹事会で、出入りの旅行会社さんのプランをたたき台にして行先とかを決めるってのが定例のパターン。
条件は1泊2日(職場は関西です)で、ざっくり2パターンでの審議になった。

プラン#1:遠くへ行きたい派
 せっかくだから新幹線で九州へ、博多からバス貸切で長崎とハウステンボス、みたいな感じ

プラン#2:近場でのんびり派
 同じ予算なら有馬温泉とか淡路島とかのえーとこ泊まってのんびりしようぜ、みたいな感じ。

僕個人としては、どっちも得失あるしどっちでもいいからとっとと決めようぜ!
ってのが正直なところで、強いて言えば#2だと時間持て余すから近場をチョコチョコ巡るオプションツアー付きになっちゃって、集合時間守らない人たちのお世話係になりそうな予感ってことで#1支持に手を挙げた。

が、まあそれが裏目に出てちょうど各課幹事が5:5に分かれちゃって…
結局2案並立のまま検討するってことに _| ̄|○

で、まあ、#1は
AM移動(新大阪→博多)~PMはHTB~次の日AM長崎市街~昼飯食って博多リターン~新幹線で夕方帰着
って感じでほぼ確定やん議論の余地ナシ、ってタカをくくっていた僕。

とりあえず、#2は具体案がまだ固まらないから先にそっちの話しましょうか、と振ったものの、イマイチ決め手に欠ける#2。
・有馬は近過ぎで旅行って気分がしない(西宮市 山田さん) ま、そりゃそうだね。
・近場の方が最悪途中参加とかできるし参加者増えそう(三田市 佐藤さん) うんそれメリットメリット
・淡路島は家族でいつも行くしなあ(芦屋市 鈴木さん) あーわかるそれ
等々

ほとんど何も決まらないまま時間だけが過ぎて行く、という泥沼にに見事ハマる。

\(^o^)/

埒があかないので、幹事長の伊藤さんが気分転換兼ねて、先に#1について詰めましょうか、と提案。
「お前地元民やろ、なんかエエとこ無い?」と#1派急先鋒の高橋さんが僕に突然振ってきた。

しかしそっから話は変な方向へ… (前置き長くてゴメン)


旅行会社提示のプランだと、長崎市街散策はせいぜい2hくらいの見積もり。
二日目昼飯は定番の四海○に11時半集合ってことで考えると、グラバー園とか大浦天主堂回って終了、ってことで選択の余地ナシ。
佐世保民としては、HTB来たなら県北来いよ!って気持ちがあるんだけど、やっぱ関西人的には長崎市のイメージだと思うので
「うーん、このプランでほぼベストだと思いますよ」と即答したのだが、ここで高橋さんが怒涛のブレインストーム炸裂させる。

「このペンギン水族館てどんなん?」
→あ、結構おすすめですけど、市街からちょっと離れてるからAM潰れちゃいますね…。

平和公園とか原爆資料館とか」
→いや、正直社員旅行ではちょっとおススメしない。

「中華街とか」
→悪くない…ですが元町とそんな変わらんです。

軍艦島ツアーはどや?」
→時間的にちょっとオーバー、早めチェックアウトで帰着遅くすればギリ行けるか…でも冬だとかなり寒いですよ。

「イルカウォッチング」
→それ島原ですし、もう一日かかりそうですよね…。

ここで高橋さんキレる

「なんやお前! 批判ばっかしやがって! 批判するなら代案出せや!!」

ちょ、え? は?
('Д') ポカーン

「俺はたくさん案出ししてるやろ、お前もせえや!」

いや、いくつあってもダメなものはダメでしょ、
と言いかけたのをぐっとこらえて、「代案」を示すことに。

HTB止めて初日から長崎行くってのは?
→いや、HTB外したらあかんやろ(全員一致)

・長崎止めて佐世保とか波佐見とか平戸とか有田とか唐津とかどうすか?
 展海峰とか自衛艦見学とか白山陶器とか深川製磁とか名護屋城とか虹の松原とか
→う~ん。

要は、せっかく「はるばる行く」のに「長崎っぽいところ」を全スルーするのは抵抗があるらしい。
その気持ちはまあわかる。
僕的にはそこを割り切るところから旅行プランは始まるのだが、それは会社の親睦旅行に求めることじゃない。

結局、幹事長の伊藤さんが、#1なら現状プランが最善ってことかなあ、とあいまいにまとめたのを渋々追従する格好に。
で、この日はいったん打ち切り。
後日仕切り直したものの、#2がまとまらないことに#2派の心が折れて、#1で確定したのだった。


で、まあ僕としては、「代案!」という圧力を結果として看過しなかった格好にはなるのだけど、何度考えてもやっぱ「代案なき批判はダメ」ってのは納得がいかんよなあ、と思うわけで。

いや、もちろん代案があるに越したことはないのだけれど、「批判」と「代案」を提示するのが同じ人である必要ないわけで。

 

※人名は全てフェイクです。ウチのことかも!名前似てる!って思ったアナタは確実にハズレです。