グレート物置91

がんばって書いたのはこちらに置いとく →がんばってなくても置く事にした

『ウチは世界一不幸な少女や』#01

「起きなさい、チエ、起きなさい」
「なんやお母はん、どないしてん?」
「今日はお城に行く日やないの。早う支度しなさい」
(何やお城って、大阪城のことやろか?)
「チエ、よく聞きなさい。16になる今日まで、立派な男の子として育てたつもりです。」
(えっ、ウチはいたいけな少女やのに。それにウチ、まだ小学生やのに16歳って……)

 しかし、お母はんの表情は真剣やったから、ウチ、何も言い返せんかった。
「私に付いて来なさい」
 ・・・・・・お母はんに連れられてお城へ行くと、城門からは一人で行けと言われてしもた。
 2階には玉座言うんかな、王様が座る椅子があって、何故か花井のオッちゃんが座ってた。

「おう、よう来たな。待っとったど。お前の父テツ……もとい勇者オルテガが消息を絶って久しい、その後を継ぎお前が旅立つ日が来たんや」
オルテガ?勇者?テツまたどっかで変な遊びしとんのやろか……そうや、これはきっと悪い夢に違いないわ、めんどくさいし適当に合わせとこ)

「ほんとはワシも一緒に行きたいところやけど、国事があるからな、代わりに渉を連れて行け。店で待っとるはずや。そうそうこれ餞別」
 花井……じゃなくて王様は、お金と服やら丸太ン棒やらをいくつかくれた。

「ではゆけ!勇者チエよ」
「ははあ」

城を出て、店に行くと見知らぬケバいオバちゃんがカウンターに居た。
「あらいらっしゃい、私はルイーダ、よろしくね」
けったいな名前やな。なんでこの人が店を?
「ヨシ江はんに客商売やらすのも悪いし、わてが雇うたんや」
そう言ってカカカと笑うおバアはんは、タスキにハチマキして……どうやら付いて来る気みたいやな。
「センセは?」
「ああ、2階や」 
階段を上がると、お好み焼きのオッちゃんが机に座っていた。
「あれ?オッちゃん。センセは?」
「用事がある人はこれに名前を書いてや」
何やようわからんけど、差し出されたノートに「花井渉」と書いた。

「ほんで?」
「ほんなら下へ」

 店にはセンセが待っていた。
「やあ、チエちゃん。オヤジがどうしても都合が悪くてね、僕が一緒に行くことにしたんだ。よろしく」
(まあ、おバアとセンセが居れば何とかなるやろう)

「ニャオ!」
「小鉄お前も一緒に行くか?」
「ニャオ!ニャオ!」

こうしてウチを入れた4人(匹)組の旅が始まった。

+ + + + + + + + + + + + + +
解説:

wiiDQ3の復刻版が出てたので思わず衝動買いしてしまいました。
普通にプレイしてもつまらないので、今回は「全員武闘家」にトライしてみました。

自分ルール:
1)勇者抜きとかはしない。
2)転職OK
3)種無限増殖のドーピングとかはしない
4)低レベルクリアとかはしない
5)LVアップ前後のセーブ&リセット(いわゆる「吟味」ってやつ)は禁止
6)ダンジョンマップは見ない。できるだけ。

初期編成は、
武 こてつ
勇 ちえ
武 おばあ
武 せんせ

真面目なプレイ日記

とりあえず、アリアハン城周辺〜レーベ付近でLV3まで上げた後、レーベ南の茂みからナジミの塔へ。
さくっと鍵をGETするつもりが結局総当り。
盗賊の鍵入手時点で全員LV5。



薬草とかはほとんど使わない。
各自の攻撃力はそうでもないのだが、先に攻撃できるのと、被ダメージが小さいので回復する必要があまりない。
この編成、地味に強いのかも。

鍵入手後は、レーベで鎖鎌と革シリーズを購入。あとは稽古着3着で完了。
薬草と毒消しを買い込んで、いざないの洞窟へ。
物見のつもりが、意外に楽勝でロマリア到達。全員LV7。

昔、商勇武魔とか武勇僧魔とかでやった時には結構苦労した記憶があるけど、あっけなかった。

で、こっからがちょっと大変。
無理してカザーブに着いたは良いけど、流石にちょっと苦戦。
ぐんたいガニとキラービーの混成部隊に初の全滅。
ちょっと火力が乏しい気がする。勇者しかまともにダメージを与えられない。

無理目で戦うよりも、少し戻って楽な相手と戦う方が経験値もGも貯まりやすい気がする。
洞窟に戻って散策すると、700Gはすぐ貯まったので鉄の爪購入。
小鉄へ装備させると、勇者同様のダメージを与えられるようになり、カザーブでも何とか互角に戦えるように。

あとの二人にも早く買わないと。